SHUMI-CA 逆ねじ情報 (デジタル機には対応しておりません)

カメラを分解していると地雷と同じで罠が仕掛けてあります。その代表格が逆ねじで、知らずに力を入れて普通のねじをはずすほうに回すとねじの頭の部分から折れて修理不能になってしまいます。くれぐれもご注意ください。

ASAHI PENTAX

SP以降の機種に関してお知らせがあります。分解と修理のヒントのページも参照下さい。

 S2 super( 後期 ),.SV,.SP,SL SPF ,ES.ES2 .等各型 フイルムカウンターの頭を押さえているねじ。

 SP,SL,SPF,SP2は、その下にあるナット状の部品も。

 ME,MG ,MX等 巻き上げレバー上部の化粧版   セルフタイマー頭のカニ 目 逆ねじ

  MESUPER .巻き上げレバー上部の化粧板及びレバー押さえナット

  なぜかK2 .K2DMD .は、すべて正ねじ

  S2 ( 前期 ) フィルムカウンターカバー無し。手動でセットするタイプはすべて正ねじ

  MX カメラ底部にあるスローガバナーの一部クランクを止めている部分に逆ねじ
 

ALPA      

 10,11巻き戻し部分 逆ねじ  巻き上げ部分 正ねじ   5C、巻き上げ部カニ  目 正ねじ  

 7 巻き上げノブカニ目 逆ねじ  7C 巻き上げレバー上の−溝付き化粧  蓋逆ねじ、その下の鉄製の軸も逆ねじ

 69.巻き戻し部分 逆ねじ 巻き上げ部分 逆ねじ  6b.巻き戻し部分 正ねじ

TOPCON

KOWAやニコレックス
も含めてお知らせがあります。分解と修理のヒントページも参照下さい

 RE SUPER, SUPER D, SUPER DM  巻き上げレバー上部の化粧板逆ねじ

 ウインクミラー,UNI , IC1 ,RE-2,この系列はすべて正ねじ。
 RE2の巻き戻しボタン、これをはずさないと底蓋は取れません。ゴムを使って傷を付けないよう回してはずしましょう。


  35S シャッターボタン部カニ目 正ねじ 35Lも同じ。

LEICA

 Vf, Vg, M2, M3, FLEX SL, SL2  セルフタイマー上部化粧板 逆ねじ

OLYMPUS

OM10を除く全機種に関してのお知らせがあります。分解と修理のヒントページも参照下さい。 

 PEN, PEN-S, EE, EE2, EE3 . フイルムカウンター頭のカニ目

 PEN FT  セルフタイマースタートボタン正ねじ その奥にある止めナット 逆ねじ

 OM2 ,セルフタイマー頭 逆ねじ
 その他、各機種共巻上げのメインになっている軸の一本 (ねずみ色の歯車)に必ず逆ねじ部分が在るようですが、修理ではあまり触るところではない部分なので、さほど気にする必要は無いと思います。

MAMIYA

500DTL、1000DTL, 等の一眼レフ、巻き戻しボタンカニ目  逆ねじ

TARON 

 35 巻き上げレバー部カニ目   逆ねじ

KONICA

  FST3、ACOM1 セルフタイマーかに目

PETRI

 V シリーズ 巻き上げレバー上部化粧板 逆ねじ
        巻き上げ連動
歯車の内、真ん中の逆回転する真鍮製の歯車の押さえねじ 逆ねじ

  FT  同じボデーの作りですので基本的にはVシリーズと一緒ですが、ТТLのための部品が逆回転ねじの上に乗っており共締めされています。この一本が逆ねじ

ICAREX

 35CS 巻き上げレバー中央めくら蓋 逆ねじ

CONTAREX   SUPER シャッターボタン周りの指受け皿及びその下にあるかに目ナット 逆ねじ
CONTAFLEX   SUPER BC シャッターボタン 正ねじ その下にあるカニ目 逆ねじ
CONTAX  RTSU   巻き上げレバー上の化粧板 正ねじ その下のレバーを押さえているねじ 逆ねじ  ASA  感度ダイヤル中央の化粧板とその下のカニ目 正ねじ
CONTAX  159MM   巻き上げレバーのゴムカバー下のレバー押さえネジ 逆ねじ  RTSUと共通部品使用
RICOH   XR-500 巻き上げレバー固定ねじ
FUJI   AZ-1  巻き上げレバー上部化粧板下かに目 逆ねじ
NIKON   FM : FE 系列 ワインダー巻き上げ部の金具の下(歯車を押さえている中心のねじ) 逆ねじ
   F2  底蓋に一ヶ所。これは直ぐ解かるはずです。矢印が印刷されていますから。

   FG  シャッターボタンの指受け皿 ※巻き上げレバーの根元周囲を良く見て下さい
       緩み止めの芋ネジ(正ネジ)を緩めてから作業すること。
       ※正ネジの機械も在る旨の連絡を受けました。初期タイプと後期タイプの違いなのかは判りません。慎重に作業することをお勧めします。
BRONICA   EТRS 645マガジン フイルム巻上げつまみ押さえの真鋳ねじ (丸いしぼ革の下)
フェド 5   フィルムカウンター板の大きい止めネジとセルフタイマーレバー止め 逆ネジ
MINOLTA

XE以降の機種に関してお知らせがあります。分解と修理のヒントページも参照下さい。
  MDテレロッコール135mmF2.8 フイルターリング(フイルターのネジが切ってあるレンズ先端の内臓フード押さえリング) 逆ネジ

 以下は東京の小川 透 様よりいただきました逆ねじ情報です

ミノルタ CLE 巻き上げレバー化粧板 逆ねじ
フォカ RF機 シヤッターダイヤル 逆ねじ
プラクチカW シャッターダイヤルベース 逆ねじ
ノリタ66 底蓋の取り外しで、スプール取り外しのキーは下に下げた状態で横に止めねじがある。これを外さない限りフイルム室のねじが抜けない。しかも、逆ねじである。


   以下は田中サトル様よりいただきました情報です

オリンパスペンEES 巻上げダイヤルの軸の真鍮のねじ 逆ねじ しかも、常に巻き上げることにより、ネジの締まる方向に力が働くので、かなり硬く締まっています。ねじ頭の折れに御注意ください。

    
以下は y-shichi 様よりいただきました情報です
Nikon  EM シャッターのリング(巻き上げレバーの中央で兼用)は逆ネジです。
しかもサイドから小さなロックネジが有ります。これは見逃しがちです。


       CANON, , ROLLEI, ZEISS, MIRANDA, VOIGTLANDER, RETINA

    MINOLTA, KODAK, FUJICA ST, AGFA, EXAKTA, PRAKTICA, HASSEL

    MINOX

 未だ逆ねじにお会いしたことは有りませんが油断はできません。 いまだ私がその機種やその部分に触れていないだけなのですから‥‥‥。

 なを、参考までに、MAMIYA 500DTL 1000DTL 等巻き上げレバー中央部が、露出計スイッチOFFになっているMAMIYA製一眼レフは、この部分は落とし蓋式になっていますので、隙間に丈夫な細い糸又はテグス等を入れ1〜2回内部の軸に絡ませるように巻きつけてから垂直に引き上げると簡単に傷を付けずにはずせます。

 今回はこの位にして徐々に充実して行きたく思います。次回からは、「分解する準備のお話などを」と思いますが、その他のカメラの逆ねじ情報、皆様からいただければ幸いです。

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