あると便利なピントチェッカー

 簡単な工作でピントを確認する道具を作りましょう。

 レンズの無限遠を確認するのに結構マニアックな方法をとっている方も結構いらっしゃいますが、大判カメラのピント板を切って加工するとか、すりガラスを使うとか、乾板を作って使う等、別にそんな難しいことをしなくとも35mmカメラのピント板と、5倍から10倍のルーペ、エポキシ系の接着剤、それとセロハンテープ。出来ればメタルテープのほうがよりベターですが。これだけでチェッカーが作れます。

 例えばペンタックスZ1、MZ系の交換用スクリーン。ニコンFMやFE系のスクリーン。コンタックスR系。ライカR系。ミノルタα系。オリンパスОM系。その他分解して取り出して使うのであればF、F2、F3、系。比較的低価格で手に入るものなら何でも使えます。

 作る順序はどうでも構いませんが、ピント板のすり面 ( ピント面 ) の上下にフィルムの厚み分のセロテープ又はメタルテープを貼り付け ( 貼り重ねず一枚でよい )、反対側にルーペを接着するだけです。但し使い方にちょっとしたコツがあります。それは、ピント板の大きさが、35mm画面サイズより少しばかり小さいので、そのままでは一眼レフで言うミラーボックスという所に落ち込んでしまいます。これではピントチェック出来ませんので。なるだけレリーズを使いシャッターをバルブ状態にしてロックしてから、ピント板をフィルムガイドレールに乗るように少し斜めにしてあてがいます。そのまま左右に動かせば全画面見ることが出来ます。尚、ピント板は全面マットにこだわる必要はありません。むしろ標準タイプのほうがF5.6までのレンズつきボディー ( キャノネットやハイマチック等のハイスペックレンズシャッターカメラを含めて ) なら、プリズムやスプリットイメージが使えますので重宝します

35mmと110用 このように 左右にずらせば



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